ヤマハのピアノは熟練の職人さんが作っていました



投稿日:2015年6月3日

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■ ヤマハ掛川工場ではピアノを作っています

ヤマハさんのイベントでヤマハ掛川工場を見学してきました。この工場はヤマハの国内でピアノを作る唯一の工場です。

最初にビデオで説明を受けた後、工場内を見学しました。ピアノの構造、音のでる仕組みが解りました。ピアノを習っているお子さんに見学をお勧めします。予約すると個人でも見学できます。静岡県掛川市にあり東京、大阪から日帰りが可能です。


■ ピアノは職人さんが作っていました

見学したのは最終工程です。騒音も少ない工場でひとつ、ひとつのピアノを丁寧に作っていました。手工芸品を作っているような雰囲気がありました。製造は機械化されていますが要所は人間の感覚を頼りに作っていました。
鍵盤とアクションの取り付け_xlarge


■ 見学したのは下記の行程です

  1. 弦を張る
  2. 鍵盤の深さ高さ調整
  3. 調律
  4. シーズニング
  5. 整調
  6. 整音


■ 音色・響きをの調整は神業です

見学した行程はどれも人間の感覚を頼りに微妙な調整を行っていました。特に整音は個室の中で一人黙々とハンマーフエルトに針を刺して音色・響きを整えていました。針のさし方で音が変わる神業です。

整音_xlarge


■ ピアノを出荷先の環境に慣らします

出荷先の温度・湿度に近い環境でピアノを一定期間保管します。ピアノを出荷先の環境に慣らします。シーズニングと呼ばれる行程です。ピアノはデリケートなんですね。


■ ピアノはなぜ重いの

グランドピアノの中には鉄の塊がありました。鉄を鋳造した100kgくらいの鋳物のフレームです。写真  印のゴールド色 がフレームです。これが重い一番の要素です。弦をしっかり張る為にこの重たいが固いフレームが必要です

公開用(張弦)_xlarge-B


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